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放射線腫瘍学
- Radiation Oncology

基本情報

学域名 病態診断・生体機能管理医学講座 放射線腫瘍学
(英語表記)Radiation Oncology
代表者 顔写真
准教授

細野 雅子
- Masako Hosono
場所 学舎 11階
連絡先 TEL:06-6645-3831
MAIL:radiology@med.osaka-cu.ac.jp
ホームページ http://www.med.osaka-cu.ac.jp/radiology/ (放射線腫瘍学部門は2016年4月更新予定) link
概要  当教室;放射線診断学・IVR学/放射線腫瘍学教室は現在の三木幸雄教授で6代目となります。放射線腫瘍学においては、初代・故 藤野守次教授は、1954年、国産初の200kV20mA型装置を当院に導入致しました。故 小野山靖人教授就任時(1979〜1994年)には、当時最先端であった温熱療法、放射線増感剤の基礎研究、臨床研究を行ってきました。また、2007年に導入された放射線治療機器を使った回転型強度変調放射線治療(Volumetric Modulated Arch Therapy: VMAT)は、本邦では東京大学についで2番目に臨床をスタート致しました。放射線腫瘍学においては、日々進化を遂げる放射線治療機器により提供される放射線治療の質が向上していきますが、これら放射線治療に関わる機器の完成度を高めるのは放射線腫瘍医、医学物理士、診療放射線技師、つまり「人」です。また、提供された放射線治療が診療行為として十分にその効果を発現させるためには、専門知識を持った看護師、薬剤師そして癌リハビリの担当者との協力も不可欠です。放射線治療機器が進歩するに従い、それぞれの専門性を持ったスタッフとの連携は重要度を増しています。また、がん診療全体が、手術、放射線治療、化学療法、緩和医療のそれぞれが、より密に効果を修飾しながら発展していく潮流においては、関係診療科とも同様にその連携の重要性が格段に増しています。当部門では、我々の究極の目標である「患者さんががんになっても何事もなかったように、もとの生活に戻ることができる」を常に考え行動できる放射線腫瘍医、がん診療の強いteam buildを構築できる放射線腫瘍医の育成を目指します。

教育方針

学部教育

  • がん診療においては、日々様々な薬剤、治療法が開発される中、今後、手術・放射線・化学療法がより互いの効果を修飾しながら更に進化していくものと思われます。そのような潮流においては、それぞれの分野の基礎医学を学んでおくことが重要であり、放射線腫瘍学においても臨床に即した形で放射線物理学、放射線生物学を履修して理解を深めます。

臨床教育(研修医の育成)

  • 放射線腫瘍学のみならず、放射線診断学、IVR学、核医学も含め放射線科学の基礎を修得した上で放射線科専門医の資格取得のための教育課程に準じ臨床教育を行っています。がん診療においては、関係診療科との連携が重要であり、キャンサーボードなどを通じて各臓器別の最新の診療を学びます。また、放射線腫瘍学の臨床においては、多職種とのteam buildも重要であり、日々の診療の質向上のためのチームワークのあり方も実地臨床を通して学びます。

研究指導

  • 当科では主に臨床研究を行っています。西日本がん研究機構(WJOG)などの多施設共同研究への参加や、自施設内での関係診療科との共同研究なども盛んに行っています。また、放射線治療技術向上のための臨床研究を診療放射線技師とともに推進しています。

研究について

概要

  •  質の高い放射線治療の提供において、最も重要なことはそれに関わる人的要因です。また、所有する機器の性能を十二分に発揮させるのもやはり「人」によるものです。放射線治療における最先端は機器で決まるものではなく、それを扱う「人」によってもたらされます。日々の診療の中に潜む問題点や発見を見逃さないことが最先端であるための条件と考えています。実地臨床の結果を解析し、その小さな糸口にある背景を追求していきます。また、これらの強固な実地臨床の経験と分析を元に、新たな治療法の開発を行います。

教室を代表する業績

1) 肺癌における化学放射線療法の新たな治療法の開発(単施設および多施設共同研究)

  • Takuhito Tada et al., A Phase I Study of Chemoradiotherapy With Use of Involved-Field Conformal Radiotherapy and Accelerated Hyperfractionation for Stage III Non-Small Cell Lung Cancer: WJTOG 3305. Int J Radiat Oncol Biol Phys,2012;83:327-331.

2) VMATにおける精度管理と治療計画装置における特性に関する検討

  • Daisaku Tatsumi et al., Direct impact analysis of multi-leaf collimator leaf position errors on dose distributions in volumetric modulated arc therapy: a pass rate calculation between measured planar doses with and without the position errors. Phys Med Biol.,2011;56:N237-46.
  • Shinichi Tsutsumi et al., Delivery Parameter Variations and Early Clinical Outcomes of Volumetric Modulated Arc Therapy for 31 Prostate Cancer Patients: An Intercomparison of Three Treatment Planning Systems. The Scientifc World Journal; 2013, Article ID 289809.

3) 進行直腸癌の術前化学放射線療法の前向き試験(当院消化器外科主導)

  • Yoshitaka Miki et al., Neoadjuvant capecitabine, bevacizumab and radiotherapy for locally advanced rectal cancer: results of a single-institute Phase I study. J Radiat Res,2014;55:1171-1177.

主な研究内容

現在の主な研究テーマ

  • 非小細胞肺癌における化学放射線療法
概要 非小細胞肺癌においては、多くの抗がん剤、分子標的薬、免疫療法など、多くの薬剤が開発されていますが、放射線治療は、やはり根治的治療においてもその重要性は変わっていません。呼吸器内科、呼吸器外科と共同で単施設の臨床研究を多く行っていますが、WJOGの多施設共同試験では、研究実施責任者として(現和泉市民病院放射線科部長:多田卓仁)病巣限局的照射野による三次元多門照射、加速過分割照射を用いた切除不能III期非小細胞肺癌に対する化学放射線療法の第1相、第II相試験に関わるなど臨床試験の立案も行ってきました。
  • VMATにおける臨床研究
概要 当院では、回転型強度変調放射線治療(VMAT)を東大に次ぎ本邦で2番目に稼働を始めました。当時、その検証方法については確立した方法がなく、当院での研究実績は、現在多くの施設で行われているVMAT検証の基盤となりました。また、複数の治療計画装置でのVMATプランの特性についての検討を行いました。現在、当院では、肺の定位照射もVMATにより行っており、照射時間の短いVMATによる定位照射は、固定多門の定位照射と同等の成績が得られており、症例を選択すれば有用性は高いことが示されています。
  • 進行直腸癌の術前化学放射線療法の前向き試験(当院消化器外科主導)
概要 進行直腸癌に対するCapecitabine+bevacizumabによる術前化学放射線療法の第Ⅰ相試験を消化器外科と共同で行い、現在第Ⅱ相試験の症例集積中です。抗VEGF抗体;bevacizumabは進行直腸癌での化学療法の上乗せ効果が示されています。海外での同様な術前化学放射線療法の有効性に関する報告はみられていますが、下部消化管の放射線による有害事象は人種間の差もあるため、我々はその安全性について検討を行いました。また同時に、その効果判定におけるFDG-PETの定量評価の有用性についても検討を行っています。

臨床への取り組み

当教室放射線腫瘍学部門は、臨床研究を主としています。
( → 病院の診療科 http://www.hosp.med.osaka-cu.ac.jp/departments/14-houshasen-chiryouka.shtml link

スタッフ

准教授 細野雅子
講師 堤真一
講師 造酒慶喬
病院講師 松田尚悟
後期研究医 天野公輔

講座一覧

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