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HOME > あべの医っちゃんねる > イベント・行事 > 医学部の3年生が、患者さん目線の病院診察体験実習を行いました

医学部の3年生が、患者さん目線の病院診察体験実習を行いました

大阪公立大学医学部では、早期臨床実習として、附属病院を受診する初診患者さんに帯同し、患者さん目線で大学病院の診察を体感するという実習を行っています。

実習は、8月21日(月)~25日(金)の5日間にかけて行われ、合計89名の医学科3年生が参加しました。

「患者さんはどんな気持ちで病院の診察を受けるのだろう。」

これは医療従事者にとって、非常にたいせつな視点であり、患者さんも自らの疾患や病院受診に対しての不安を医療従事者に理解してほしいと願っているはずです。

この実習では、附属病院に来られた初診外来患者さんに医学部生が自ら声をかけ、一日帯同させていただきます。
初診手続きから会計終了までの一連の流れを一緒に経験することで「患者さんの立場や目線」を感じ「将来、患者さんとのコミュニケーションをスムーズに行えるようになる」ことを目的としています。

朝8時10分からのオリエンテーションでは、当日の注意事項や先輩医師からアドバイスがあり、いざ附属病院へ。そこから外来初診患者さんの「院内ガイド」が始まります。

オリエンテーションの様子
オリエンテーションの様子
医学部と病院は隣接しています
医学部と病院は隣接しています
初診患者さんを待ちます 
初診患者さんを待ちます
自ら声をかけ、一日帯同させていただきます
自ら声をかけ、一日帯同させていただきます

最初は表情が硬く、患者さんとのコミュニケーションをどのように図ればいいのか戸惑っている医学生もいました。
しかし初診受付や診療科などを聞かれ、受け答えをしていく中で、徐々に笑顔でコミュニケーションをとる姿もありました。
また患者さんから附属病院来院へのいきさつや現在の心配事などを聞いている様子も伺えました。

初診受付の様子
初診受付の様子
患者さんに寄り添う医学部生
患者さんに寄り添う医学部生
病院には幅広い層の方が来られます
病院には幅広い層の方が来られます
悩みに寄り添うことで患者さんの不安を取り除きます
悩みに寄り添うことで患者さんの不安を取り除きます

小さいお子様連れのお母さんとのアテンド時にはベビーカーを積極的に運んだり、介助が必要なときには適切に対応したりと流石は医学生。よく気がつき、積極的に実習に取り組んでいました。

今回の実習の経験をこれからも忘れず、医師になったときにはこの体験を活かして素晴らしい医療従事者となっていることを切に願います。

本実習にご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

医学部3年生の感想(一部抜粋)

  • 仕事の休みをとって来ている方も多いことを考えると、医師が話すときは、時間は短くてもしっかりと丁寧な説明が必要であると考えました。
  • 今までは病気に対して不安をかかえているのかなと思っていましたが、金銭面や仕事面での不安、家族にどう話すか、という生活面での不安がかなり大きいのだなということが分かりました。
  • 医療スタッフの対応や病院の仕組みが、不安を抱えておられる患者さんの精神状態に大きく影響するこということを体感するよい機会でした。
  • 医師がどのくらい安心も不安も与えうる存在なのかを再確認することができました。
  • 医師になってからも毎日来る多数の患者さんのひとりひとりに真摯に向き合うことが大切だと学べたことはとても有意義でした。
  • 隣についてお話ししていただけですが、「退屈な待ち時間がとても楽しく感じられました。良いお医者さんになれるよう頑張ってください。」と担当した患者さんに声かけいただき、とても嬉しかったです。
  • 患者の立場に寄り添って物事を考えなければならないと頭では分かっていても実際に患者さんの近くでコミュニケーションを取ったり、自身で体験したりしなければ分からないことが沢山あると本プログラムを通して感じました。
  • 医師やスタッフからすると何人もいる患者さんの1人であっても、患者さんからするとそうではないので、一人一人に思いやりを持って丁寧に接することが本当に大切だと思いました。
  • 最後に患者さんが頑張ってくれと握手をして下さり、その感触を思い出すと本実習をして良かったなと強く感じました。

ご協力いただいた患者さんからの感想(一部抜粋)

  • こちらのことを考えて動かれていた。すごく助かりました。
  • 入院、検査、治療を受けるにあたり一生懸命不安を聞いてくださり、気持ちが楽になりました。
  • 大きい病院に行くとき、どうしても緊張してしまうのですが、今回のような機会を与えていただくことによって、リラックスして診察を受けることができました。ありがとうございました。
  • これからの時代を担ってくれる若者に期待しています。
  • 患者やその家族の立場になったすばらしいDr.になってほしいです。
  • 将来の日本の医学を支えてくださる方々を応援したいです。苦しいこともあると思いますが、頑張って下さい。
  • 朝から午後2時まで付き添っていただき、無事診療をしていただくことが出来、大変心丈夫に思い有難く思いました。
  • 頑張って、すてきなDr.になってください! 又会えると良いですね!
  • 色々な話を聞かせて頂きました。これから大変なこともあるかと思いますが、よき道へ進んですてきなお医者さんになって下さるのを楽しみにしています!頑張ってください。